音波の薄皮 -picked-

『音波の薄皮』ピックアップ since1998 (不定期更新)

2021-04-07から1日間の記事一覧

ドヴォルザーク:チェロ協奏曲&ハーバート:チェロ協奏曲第2番 / ゴーティエ・カピュソン, パーヴォ・ヤルヴィ, フランクフルト放送交響楽団 (2009)

ふとしたことからこのディスクの存在を知り、中古にて購入。既に絶版だったので。敬愛するゴーティエ・カピュソンによるドヴォルザーク。指揮がパーヴォ・ヤルヴィと来れば、これを聴かないわけにはいかない。その演奏はと言うと、うっとり、の一言。ゴーテ…

シベリウス:交響曲第5番 / パーヴォ・ヤルヴィ, パリ管弦楽団 (2018)

シベリウスを聴くことは、様々な思いを自分の中に巡らせることでもあり。久しぶりに聴いた感のあるパーヴォ・ヤルヴィのシベリウス。5番で。改めて聴き直してみると、ここにあるのは実在感のあるシベリウスであるとの思いを抱いた。それは人間の息吹が確かに…

フランツ・シュミット:交響曲第4番 / パーヴォ・ヤルヴィ, フランクフルト放送交響楽団 (2020)

丸みを帯びたシュミットのスコアリングと、パーヴォ・ヤルヴィ率いるフランクフルト放送管弦楽団による柔らかな音作りとの融和が、曲が持つ滑らかさを際立たせている。まるで連綿と紡がれてきたクラシック音楽と言う、穏やかなる歴史の集大成であるかのよう…