久しぶりにアルコールが美味しかった晩。ほろよいでゆっくりとこのBlu-rayを鑑賞した。
アルバム『水響曲』における楽曲の生まれ変わらせ方は見事の一言。これをライヴで披露したのであれば、是非観たいと思っていた映像作品。
そしてその期待を裏切ることなく、素敵な、本当に素敵なライヴシューティングでありました。
斉藤由貴は自らを専業歌手であるは宣言していないけれども、ここでの「演じることの出来る歌手」というのは稀有な存在であるなと再認識。
「魔性の人」と表現すると大げさかもしれないが、画面に知らず知らず引き込むその魅力は、ある種の魔力と言えるのではないかと。
歌い手が歌うことに対する完璧さのようなものが求められるようになって久しいが、味や演技と言った観点からの完璧さもあってもよいのではないかと、再認識させられた次第。
そのあたりは、特典映像の武部聡志との対談でも深く掘り下げられており、ライヴと対談とをセットで鑑賞することで、この独自の世界観をより実りあるものとして鑑賞することが出来た。
素敵な晩でありました。