2021-08-14 ABSOLUTE VALUE / 中谷美紀 (1998) いやはや。クールでいいなぁ。「素敵な歌声」と称するのともまた異なる、独特の冷たさ。表面から数センチのところまではひんやりとしていながら、質感は柔らかで、その奥にある体温がうっすらと間接的に滲み出てくるようなボーカル。トラックもこの声に合わせてか、余計なことをせずに、必要最小限の装飾にとどめているあたりが、これまた聴いていての心地よさに繋がっている。