音波の薄皮 -picked-

『音波の薄皮』ピックアップ since1998 (不定期更新)

will / 荒井岳史 (2017)

これは荒井岳史なりのシティポップに対するアンサーなのではないかと思えてくるほど。作りはロックやフォークのそれなのだけれども、基本にあるのはポップスのメロディ。

そこにシンガーソングライター的ニュアンスをふんだんにふりかけることによって、独自のセンチメンタル、サウダージ感を与えることに成功している。

ソフトな現代のシティポップ。そう称しても悪くはないのでは。

will