音波の薄皮 -picked-

『音波の薄皮』ピックアップ since1998 (不定期更新)

2020-10-17から1日間の記事一覧

Sorrow and Smile / 高野寛 (1995)

高野寛がポップス職人として最も脂が乗っていたのが、この時期の作品ではないかと思うのです。売れ線を意識したメロディを持つ楽曲から始まり、楽器の使い方に凝った録音を施した楽曲まで、幅広く、高野寛が考える所のポップスのエッセンスを惜しげもなく放…

GROOVIN' / 久保田利伸 (1987)

日本人であることのアイデンティティとしてのポップスに、ブラックミュージックのソウルを振り掛けていた、まだまだ青く若い頃の久保田利伸。圧倒的なのは当時から新人離れしていたソングライティング能力と、歌唱力。これはどうやっても後続が出てこない。…